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2014年9月7日の記事一覧(全5件)
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Java

コーヒーのゲノムが解読される 28

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GMO 部門より
ロブスタ種として知られるロブスタコーヒーノキ(Coffea canephora)のゲノムが解読されたそうだ(論文アブストラクトReutersの記事AFPBB Newsの記事本家/.)。

ロブスタ種のコーヒー豆は全世界のコーヒー豆生産量の約30%を占め、インスタントコーヒーなどの原料として使われている。研究チームは乾燥や病害虫への耐性に関連する遺伝子のほか、カフェインやアルカロイド、フラボノイドの生成に関わる遺伝子などを特定。ロブスタコーヒーノキには他の植物と比べてアルカロイドやフラボノイド生成に関わる遺伝子が多く、これがコーヒー豆の香りや味に影響を与えているという。また、カフェイン生成に関わる遺伝子はカカオやチャノキとは別の系統で進化したことも判明したとのこと。これらの研究成果は干ばつや病害虫に強く、味や香り、カフェイン量を調整した新品種の開発に役立つとみられる。なお、アラビカ種として知られるアラビカコーヒーノキ(Coffea arabica)のゲノム解読も別途進められているとのことだ。
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医療

国内でのデング熱感染拡大 155

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OMG 部門より
maia 曰く、

直近に海外への渡航履歴がない人では約70年ぶりとなる、デング熱の国内での感染が8月27日(発症は20日で確認は26日)に公表された(デングウイルス感染症情報厚生労働省の発表MSN産経ニュースの記事47NEWSの記事)。

デング熱は人→蚊→人の経路で感染する。当初の感染場所は全て代々木公園で、8月中の事のようであった。その後発症例の集計が進み、厚生労働省の発表では9月4日の第6報で55人に達し、5日現在では72人となったようだ。ほとんどは代々木公園で感染したようだが、1人は新宿中央公園で感染した可能性が高い。6日の情報では男性1名が外濠公園か明治神宮外苑のいずれかで感染した可能性があるという。また報道ベースでは明治神宮で感染したという話もある。産経の記事では「国内に生息するヒトスジシマカはウイルスの増殖能力が低く大流行を起こしにくい」とされており、実際に重症例も出ていないが、厄介な事ではある。

6日には新たに2名の感染が確認され、感染者は計74名となっている。このうち1名は上述の男性で、代々木公園にも新宿中央公園にも行っておらず、明治神宮外苑や外堀公園で蚊に刺されたと話しているとのこと。環境省は感染者が蚊に刺された場所に近い新宿御苑を7日から閉鎖し、調査を行う。また、代々木公園で蚊に刺されてデング熱を発症した女性が横浜市金沢区の「海の公園」で蚊に刺されたと話していることから、横浜市では5日から公園の一部を閉鎖して調査を開始したとのことだ(YOMIURI ONLINEの記事NHKニュースの記事MSN産経ニュースの記事)。

なお、デングウイルスを媒介するヒトスジシマカの幼虫は、盃一杯程度の水があれば成長できるとされている。雨が降った後は自宅などの周辺を確認し、たまった水を捨てることをお勧めする。可能であれば水のたまりそうなくぼみなどをふさぐといいだろう。

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プライバシ

「サイボーグ」にも普通の人と同じような権利を認められるようにすべき? 90

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人権 部門より
電子タトゥーやバイオチップなどを体に埋め込んでいる人が事件の被疑者となった場合、体内のデバイスに記録されたデータの開示を拒否することは可能だろうか(Motherboardの記事Lawfareの記事Brookings Institutionの記事本家/.)。

6月に米連邦最高裁はプライバシー保護の観点から、携帯電話に保存されたデータを調べるには捜査令状が必要との判断を示したが(過去記事)、携帯電話は体に埋め込まれているわけではない。ウェアラブルデバイスなどは携帯電話と同様に扱えるかもしれないが、体内に埋め込んだデバイスにデータが保存されている場合はどのように扱えばいいだろう。現代では多くの国で被疑者や被告人の黙秘権を認めているが、物品には権利が適用されない。体内にデバイスを埋め込んだり、ハイテク義肢を装着したりして「サイボーグ」となる人は今後増えていくとみられる。デバイスを含めて普通の人と同じような権利が認められるようにすべきだろうか。
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変なモノ

使用済み紙おむつを使ってキノコを栽培する実験 39

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スラッシュドットとオムツの類似点について話したい。 部門より
eggy 曰く、

メキシコ・Autonomous Metropolitan Universityが使用済みの紙おむつを使い、キノコ(ヒラタケ)を栽培する実験を行ったそうだ(ニュースリリースGizmagの記事本家/.)。

実験では使用済み紙おむつをオートクレーブ滅菌してから粉砕し、リグニンを含む牧草やブドウの搾りかす、コーヒー、パイナップルのへたなどと混ぜ合わせて菌床を作った。ヒラタケの種菌を植え付けた菌床は温度と湿度の管理された暗い環境に2~3週間寝かせてから明るい場所に移す。ヒラタケは紙おむつのセルロースとリグニンを養分として成長し、2か月半~3か月後には紙おむつの重量が最大80%減少。1キログラムの紙おむつなら200グラムまで減少し、300グラムのヒラタケを収穫できるという。

実験には液体の排泄物のみを含む紙おむつを使用しており、滅菌処理により汚染物質や病原菌などは除去されている。研究者らはヒラタケの試食もしているが、成分分析の結果、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの量は流通しているヒラタケと変わらなかったとのこと。なお、実験の目的は食用のキノコを栽培することではなく、環境への負荷を減らすことだという。栽培したキノコは家畜の餌として使用でき、生分解されないポリエチレンやポリプロピレンはリサイクルへ、高分子吸収材は作物の栽培に役立てることができるとのことだ。

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Windows

ブルースクリーンに表示されるテキストのオリジナル版はスティーブ・バルマーが書いたものだった 65

ストーリー by headless
原典 部門より
Windows 3.1ではCTRL+ALT+DELキーを押すとブルースクリーンが表示されていたが、この画面に表示されるテキストはスティーブ・バルマー氏が書いたものだそうだ(The Old New Thingの記事Dice Newsの記事本家/.)。

Windowsで深刻なエラー発生時に表示されるブルースクリーン(BSoD)はWindows 3.1で導入された。加えてWindows 3.1のエンハンストモードでは、CTRL+ALT+DELキーを押した場合にもブルースクリーンが表示され、応答しないアプリケーションを終了することや、Windowsを再起動することが可能となっていた。レイモンド・チェン氏がこの新機能を当時システム部門を率いていたバルマー氏に見せたところ、バルマー氏は表示されるメッセージテキストが気に入らないと不満を述べたという。そこでチェン氏は「もっといいのができるなら、自分で書いてみれば」と言ったそうだ。Windows 3.0の開発中に文句を言うばかりで何もしなかったビル・ゲイツ氏とは違い、バルマー氏は本当に新しいテキストを書いて数日後にメールで送ってきたという。テキストの出来も非常によかったため、実際に製品に採用されることになったとのことだ。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond

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