米オハイオ州でインテリジェントデザイン論や創造論を学校で教えさせようとする動き 53
進化論を否定したい人々 部門より
米・オハイオ州議会では、教育水準指定が含まれる下院法案597を見直すことを検討している。検討されているのは主に数学と読み書き能力に関連するものだが、科学の授業で進化論と同様にインテリジェント・デザイン論と創造論を教えることも目論んでいるという(Ars Technica、The Columbus Dispatch、法案、Slashdot)。
法案の提案者であるAndy Thompson議員とR-Marietta議員は、学生に科学的な過程を教えることは、教育の混乱を招くと考えているようだ。しかし、科学的な思考は、人間が受け取る情報から世界を理解する上で便利なものだ。2006年にも共和党は公教育にインテリジェントデザインを取り入れることを計画したが失敗している。なお、現在の米下院法案597は、科学的事実の政治的または宗教的な解釈を禁止している。