パナソニックがカセットテープレコーダー風デザインのICレコーダを発売へ 36
レトロ……なのか 部門より
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Google Playでの悪質なアプリ配信はたびたび話題となっているが、これに対しGoogleがアプリ開発者にその所在地を開示するよう義務付けることで対処しようとしているようだ(GIGAZINE)。
Google Playのアプリ詳細画面に所在地が表示される形になるようで、有料で販売しているアプリ、もしくはアプリ内課金を行っているアプリに対して所在地の公開が義務付けられるという。
これに対し、個人開発者側からは「自宅の住所が公開されてしまう」として反対の声が挙がっている。
「ロボットは人間に危害を加えてはならない」などの3つの原則を定めた、アイザック・アシモフ考案の「ロボット工学三原則」は広く知られているが、実際にこの三原則をロボットに守らせることは困難であるという実験結果が公開されたという(コタク・ジャパン)。
詳細はコタク・ジャパンの記事を参照してほしいが、シミュレーションの結果では複数の人間を守る際にどちらかしか助けられないケースなどで判断に迷い、結局どちらも助けられない、といったことも発生したそうだ。ただ、軍用ロボットなどでは「犠牲者を最小限に抑える」というルールを持っているものもあるそうで、「ロボット工学三原則」は完全に守れない、という分けではなさそうである。
地形図などから全国20都府県で見えると言われていた富士山だが、このほど証拠写真が唯一なかった京都府からの撮影に奈良県天理市の住職が成功したという(毎日新聞、NHK)。
撮影地点は滋賀県との県境に近い京都市左京区久多川合町の山林で、富士山からの距離は261km(通称「西限界」)。撮影した住職によると、21日夜明け前から2時間かけて尾根に上り、午前5時20分ごろ連なる山の間から富士山を発見撮影したという。富士山展望に詳しい明治大の田代博・非常勤講師(地図学)がこの写真を分析した結果、富士山最高峰の剣が峰の3740mから上が写っていたという(「ついに撮った! 京都からの富士山」に詳細な解説あり)。
9月14日に行われたスウェーデンの議会選挙で、JavaScriptコードで1票が投じられたことが話題になっている(WIREDの記事)。
人口959万人のスウェーデン王国では自書式投票が可能で、全投票が記録公開される。そのため以前から「ドナルドダック党「というジョーク政党に百数十票程度投票されてきた(架空政党のため無効票となる)。そしてこのたび2014年の投票もすべて公開されたのだが、「統合失調症・自閉症党」「若き火山」「バンコクのバーにいる女の子たち」というふざけた投票に混じって、次の一文があったという。
"script"alert('l')"/script"
これはscriptタグとJavaScriptのalert()関数を使って「I(わたし)」がポップアップする Javascrpt コードを、選挙監視員が間違って書き写したようだ。ただしリンク先のセミコロン区切りファイルをみると、投票者の個人情報まで公開されているような気がしてならないのだが……。
カーナビに使用されている道路交通情報通信システム(VICS)の次世代版が2015年4月から稼働するとのこと。
次世代VICSが2015年春を目処に提供開始されることはすでに発表されているが、ロームグループのラピスセミコンダクタが次世代VICSサービスに対応したFM多重放送受信用LSI「ML7154」を開発、評価を開始できるリファレンスボードとソフトウェア環境もすでに用意されているとのこと(@IT、EconomicNews)。チップは10月から量産出荷を開始する予定だとしている。
次世代VICSでは、従来のサービス以外に、詳細な渋滞情報やイベントなどによる交通規制情報、緊急情報などが新たに配信されるそう。またビーコンユニットの装着が必須だったダイナミックルートガイダンスも、FM多重放送だけで利用できるようになるそうだ。
JavaScriptで実装されたビットコイン採掘プログラムを開発した学生らが、消費者詐欺とコンピュータの不正アクセスの疑いで当局から出頭を要請されたそうだ(CryptoCoinsNews)。
このプログラムは「Tidbit」というもので、JavaScriptで実装されておりWebブラウザ上で動作する。WebサイトにアクセスしてきたユーザーのWebブラウザ上でこのプログラムを実行してビットコイン採掘を行い収益を得るというコンセプトで、2013年のNode.js Knockout ハッカソンでInnovation賞を受賞している。
開発者は19歳のMITの学生たちだが、突然彼らに縁もゆかりもないニュージャージー州当局から出頭要請が来たという。「コードは実験的なもので、実際に収益を得てもいない」と反論したのだが、当局側は同州内で少なくとも3つのサイトでこのコードが使用されていることを確認したといい、電子フロンティア財団(EFF)の抗議にも態度を変えないままだった。
この事態に対し、EFFが撤回を求めて上級裁判所へ申請したり、MITの教授・研究者や学生数百名が「イノベーションと技術的なクリエイティビティに冷や水を浴びせる」として抗議の文書を提出したりという騒ぎになっている。
JavaScriptライブラリ「jQuery」の公式サイトであるjquery.comが改ざんされ、認証情報を盗み出すマルウェアが閲覧者のコンピューターに送り込まれる状態になっていたそうだ(RiskIQのブログ記事、Help Net Securityの記事、Slashdot、jQueryの公式ブログによる報告)。
セキュリティー企業のRiskIQは18日にjQuery.comの変更を検出。約10~15分後には悪意のあるスクリプトタグが追加されていることを確認したという。このスクリプトは見えないiframeを追加し、RIG exploit kitをホスティングするWebサイトにリダイレクトする。最終的にはドライブバイダウンロードによりマルウェアが閲覧者のコンピューター上で実行されるという。改ざん内容の確認後、すぐにRiskIQはjQuery.comに連絡し、サイトの管理者が悪意のあるタグを削除したとのこと。
一般に改ざんされたWebサイトへの訪問はリスクが大きいが、jQueryはユーザーにシステムへの特権アクセスが可能なシステム管理者やWeb開発者が多いため、認証情報が盗まれれば影響が特に大きい。実際に、jQueryを使用する複数の大きな組織でエクスプロイトキットへのリダイレクトが確認されているという。RiskIQでは、即時にシステムを「再イメージ化(re-image)」し、システムを使用するユーザーアカウントのパスワードをリセット、問題のシステムから怪しい活動が行われていないかどうかの確認などを行うことを推奨している。
なお、jquery.comで配布されているjQueryライブラリについて改ざんなどが行われている事実は確認されていないとのこと。
Samsungが5インチ以上の大型ディスプレイを搭載したスマートフォン「Galaxy Note」シリーズをリリースした時には、多くのメディアが「サイズが大きすぎる」と酷評していた。しかし、iPhone 6の発売後、こうしたメディアの多くが意見を翻しているという(Digital Trends、Slashdot)。
2012年のGalaxy NoteについてBGRは、「私がこれまでに見たなかで最も使えないデバイスである」とコメントしていたが、今回は「『Samsungにありがとう』を言わなければならない」とそれまでの考えが間違っていたことを潔く認めている。またTechCrunchは「そんな大きな物を顔にくっつけたら頭の変な人に思われるかもしれない」、Wall Street Journalは「スマートフォンにしては大きすぎる」、「トーストに向かってしゃべっているようだ」、New York TimesはGalaxy S3について「どちらかというと、郵便切手というよりはVHSカセットみたいだ」とコメントしておきながら、iPhone 6や6 Plusについては、「両手を使わなければならないデバイスだが私は構わないよ」、「ファブレットが好きになり始めている」、「(他のメーカー製品に)追随する仕様だが、非常によく出来ている」、「非常に素晴らしい電話だ」と大きなサイズに対するネガティブな見方を改めている。
大きな画面を片手で操作することに慣れ始めていることを素直に認めているメディアもある。2013年にGuardianはGalaxy Note 3について「片手の操作が基本的に不可能なサイズ」と述べており、iPhone 6 Plusについても「大きすぎる」としているが、「このサイズに慣れてきた」と認めている。
もちろん、iPhone 6 Plusに対しても「大きすぎる」と主張しているメディアもある。InfoWorldはNoteについて「私の手は大きいにも関わらず、真ん中の方のキーに親指を伸ばすのがキツい」と述べ、6 Plusについても「私には大きすぎる」と意見を変えていない。また「手の大きな人や両手で操作する人には向いているかもしれない」とコメントしていたDigital Trendsは、「私はファブレットを一度も好きになれなかったし、今でもそれは変わらない。iPhone 6と6 Plusなら、私達はiPhone 6を推奨する」としている。
あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー