米国で学校銃乱射事件を題材にした小説を執筆した教師、停職処分になる 51
ソビエトスタイル 部門より
米メリーランド州で、「史上最悪の学校銃乱射事件」を題材とした小説を執筆した中学校教師が、ドーチェスター郡の教育委員会に停職処分にされ、また郡保安官事務所で取り調べを受けていたとのこと(Atlantic、Slashdot)。
Patrick McLaw氏は、Mace's Lane中学校で8年生(中学1年)の国語を教えているが、ペンネームを使ってこれまで2冊のフィクション小説を出版している。そのうちの一冊「Insurrectionist」が、米国史上最悪の学校銃乱射事件について書かれたものであったため、警察及び教育委員会の目に留まってしまったようだ。
この教師は緊急に医療診断を受けることとなったため現在は停職中だという。またその日に、警察が学校でMcLaw氏の所有物を調べたところ爆発物や銃などは見つからず、家宅捜索しても危険物は何もでてこなかったそうだ。
豊かな想像力をもっているがために停職処分となり、警察の取り調べ、家宅捜索まで受けることとなってしまったMcLaw氏に、果たして同情するべきなのか、それとも学校で起きる銃乱射事件が大きな社会問題となっている米国では仕方のないことなのか。