NASAおよびインドの火星探査機、相次いで火星に到着 22
火星ブーム 部門より
NASAの火星探査機「メイバン (MAVEN)」と、インドの火星探査機「マンガルヤーン(マーズ・オービター)」は21日と24日、相次いで火星の周回軌道への投入に成功した(メイバン:プレスリリース、月探査情報ステーション、sorae.jp、マンガルヤーン:月探査情報ステーション、sorae.jp、Slashdot)。
メイバンは火星の上層大気の観測を主な目標とした探査機であり、火星の大気と太陽風の相互作用や、火星大気の宇宙空間への流出過程についての解明が期待されている。マンガルヤーンも科学観測を行う探査機であるが、こちらはインド初の深宇宙探査機であり、またアジアで初めて火星に到着した探査機となったことが注目されている。この2機の到着により、現在火星にいる探査機は過去最多の7機となった。
メイバンが予定している火星上層大気の観測も、マンガルヤーンが達成したアジア初の火星到達も、もともと日本の火星探査機のぞみが目指していたものであった。後継機が開発されないまま10年を経て、米印両国の手により実現される形となった。