チリ大地震の影響で南極に「氷震」が発生していた 7
揺れる氷 部門より
2010年2月27日、チリでM8.8の巨大地震が発生したが、そこから約4700km離れた南極で、その地震の影響で複数の小規模な「氷震」が発生していたことが分かったという(AFPBBニュース)。
研究チームは、巨大地震発生直後~6時間後のあいだに観測された西南極での複数の小規模な揺れについて、遠方で発生する地震が西南極氷床に影響を与えていることを示す「証拠」とであるとしている。
論文では、得られたデータを集約すると、広大な西南極氷床は、遠くで発生する大規模な地震に敏感に影響を受けるということになると結論付けている。