AppleとSamsung、米国外の特許訴訟取り下げで合意 11
一休み? 部門より
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NASAが開発中の「空飛ぶ円盤」のような火星着陸用実験機「Low-Density Supersonic Decelerator(LDSD)」について、今年6月に行われた実験結果を報告した。ジェット推進委研究所の実験責任者Ian Clark氏によると、目的としていたテストの大半はクリアできたという。実験時の動画についても公開されている(San Jose Mercury News、Ars Technica、WIRED、Slashdot)。
今年の6月に行われた実験では、パラシュートが破れてしまい着陸に失敗したように見えた(NASAの「空飛ぶ円盤」、ハワイ沖に墜落)。しかし同氏によると、LDSDは19万フィート(約58キロメートル)の高さから最大マッハ4の速度で落下したものの、落下中にLDSD周囲に取り付けられているチューブをハリセンボンのように広げることで空気抵抗によりLDSDを劇的に減速させることができたという。実験後の分析でも、これらの機能が正常に動作していたことが判明したそうだ。
来年に計画されている2回目の実験では、もつれて破れたパラシュート部分の改良を行うとしている。
米カリフォルニア州サンノゼ連邦地裁のLucy Koh判事は8日、従業員の引き抜き防止協定を結んでいたシリコンバレーの企業を相手取った従業員によるクラスアクション訴訟で、企業側が提示した3億2,450万ドルの和解額が低すぎるとして和解案を却下した(MacRumors、Reuters、裁判所文書、 Slashdot)。
Apple、Google、Intel、Adobe、Intuit、Pixar、Lucasfilmの7社は従業員の給与を低く抑えるため、互いに従業員の引き抜きを行わないとする協定を2005年ごろから結んでいた(過去記事)。裁判ではスティーブ・ジョブズ氏が強引に他社を協定に引き込む様子や、各社のCEOが緊密に連絡を取り合って協定を守っていく様子が明らかになっているほか、Googleが提示した協定案をFacebookが断ったことでGoogleの従業員の給与が10%上がるなど、協定が従業員の給与に大きな影響を与えていたことも明らかになっている。
今回の和解案はApple、Google、Intel、Adobeの4社が提示したもの。Intuit、Pixar、Lucasfilmの3社については、すでに従業員との和解が成立している。判事は和解済みの3社と比較して、今回の提示額は低すぎると指摘。少なくとも3億8,000万ドルは必要との考えを示している。
25万円のブリキ製のおもちゃを万引きされた「まんだらけ」が、自社サイトでモザイク処理した犯人の男の写真を公開し、「返さなければ犯人の顔写真を公開する」と警告して話題になったが、「警視庁の要請により顔写真の全面公開は中止させて頂きます」として公開を中止したそうだ(朝日新聞)。
まんだらけは、「窃盗した商品を本人の良心にもとづきあくまでも自主的に返還してほしかった」が、「期待して待っていたのですが、どうも無理なようでした。今後は証拠も十分あるので、警察の方々のお力を信じてお任せしてまいります」としている。
SBI証券が、LINEのチャット機能を使って株取引を行えるサービスを発表した。まずは9月中に株式情報を提供するサービスを始め、年内には取引を行えるようにするという(読売新聞)。
「注文」「株式コード」「株数」をチャットで投稿することで株を購入するというイメージ画像が公開されているが、セキュリティの問題が気になるところである。なお、このサービスで利用できるのは株式の購入だけで、売却はできないようになるという。
Google+に、「気に入らない投稿」に対し、その投稿者に削除依頼を送ることができる機能が実装された模様(Weblog@)。
Google+にはスパム投稿などを通報する「この投稿を報告」機能が以前から存在していた。この機能ではスパムの報告のほか、「露骨な性的表現」や「暴力、危険」、「差別、嫌がらせ、いじめ」「著作権の問題」といった理由での通報ができたのだが、今回新たにここに「気に入らない」という項目が追加されている。これを選択すると、その投稿者に「投稿の削除を依頼する」という操作を行える模様。
これを選択すると、削除依頼を行うメッセージが自動生成され、それを投稿者に送信できるようになっている。機能としては直接メッセージを送信する作業を自動化するだけなのだが、通報画面に「気に入らない」という理由が表示されているのはなかなかにインパクトが強い。
ロシア内務省が、Torの匿名化を解除する技術を発見した者に対し、390万ルーブル(約11万ドル)の賞金を出すという。ただし、賞金を得るためには参加費として19万5,000ルーブル(約5400ドル)が必要となる(BBC、GIZMODO、Ars Technica)。
非常に高額な参加費だが、参加する研究者はいるのだろうか……。
人気ゲームDiablo IIIには、リアルマネーを使ってゲーム内アイテムをオークション形式で売却・購入できる「オークションハウス」が用意されていた。この機能に対しては多くのプレイヤーから不満の声が寄せられており、その結果今年3月に廃止されたのだが、このサービスで1年間に10万ユーロを稼いだというプレイヤーがいるそうだ(Game*Spark)。
このユーザーは、ボットを使ってアイテムをできる限り安く購入し、そしてできる限り高く売却する、という手段で稼いだそうだ。また、過小評価され価格が低く付けられているアイテムを見つけ出す方法も開発し、安く手に入れたアイテムを高く転売していたそうだ。
このプレイヤーは規約違反に反していることについては理解しているが、法的には違反していないと主張している。
現行のUSB端子には裏表があり、適切な向きでないと挿入できないが、この問題を解決し、裏表どちらでも自由に差し込めるUSB端子規格「Type-C」の策定が完了した(CNET Japan)。
Type-C端子のメス側開口部サイズは8.4×2.6mmと小型なのも特徴。これはUSB Micro-B(いわゆるMicroUSB)と同様のサイズとなり、モバイルデバイスでも十分採用できるサイズだという。また、2.0/3.0/3.1との互換性があるという。
キングス・カレッジのRobert Plomin氏の研究によれば、自分の適性に影響を与える能力の半分は遺伝子により決定づけられているという(Nature Communications、Los Angeles Times、Slashdot)。
DNAの100%を共有する一卵性双生児と、平均で50%を共有する二卵性双生児の1500人を対象に、数学や読書能力に対する遺伝的形質を調査した。子供たちに数学のテストを課し、その成績を比較するという実験をした結果、一卵性双生児の成績は二卵性双生児のものよりも明らかに似たような分布になっていたという。これにより、子供の数学と読字能力の約半分が遺伝子構造に依存しているものと考えられるとしている。
遺伝的関連性のない子供に対して行われた補足分析でも、同等な学力がある人は遺伝的な類似性があったそうだ。ただし「ジェネラリストの遺伝子」と呼ばれる数学と読字能力の要因となる遺伝子は、特定の能力だけを伸ばすというわけではなく、多くの要素が相互接続されているのだという。「あなたに読むための遺伝子があった場合は、50%の確率で数学に関しても影響を与えている」とRobert Plomin氏は説明している。
ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家