第三者委員会による調査で「すき家」のブラックぶりが明らかに
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
情報元へのリンク
今年2,3月には人手不足による大量閉店がネットで話題になるなど、かねてよりブラックぶりが知られていた牛丼チェーン店「すき家」だが、7月31日に発表された第三者委員会による調査結果にて、そのあまりのブラックぶりが裏付けられる形となった(報告書、東洋経済の記事、J-CASTの記事、日経の記事)。
この調査は、大量閉店を受け5月から「すき家」の運営会社「ゼンショー」の依頼で第三者委員会が行っていたもの。報告書は同社サイトで公表されているが、それによると違法行為となる月100時間超の残業が常に数百人にも及んでいるなど、過重労働等に対する常識が欠如しており、またマニュアルが「もっとも能力の高い従業員を基準に作成」されるなど、非現実的な作業を強いていたことも明らかになった。こうした背景には、現経営幹部たちが「自分たちが昼夜を問わず働いたことで今の地位を築いてきた」という成功体験があり、それを事情が異なる他者にも押し通そうとしたとの分析もされている。
報告書には "「24 時間営業」は、従業員に「24 時間勤務」を要求する理由にはならない" と言った、当たり前だろとしか言えない壮絶な指摘が並んでいる。改善にはビジネスモデルの転換が不可欠だが、すき家はここから真っ当な企業へと立ち直れるのだろうか?
情報元へのリンク