taraiok 曰く、

ニュースサイトNextgovによるリークによれば、過去3年間で3回、不特定の外国人もしくは外国人が、アメリカ合衆国原子力規制委員会の従業員のPCに侵入していたことが判明した。米国の原子力企業の内部調査によれば、そのうちの2件は無名の諸外国によるもので、3番目のハッキングはログが破壊されているため特定できない状況にあるらしい。近年、外国ハッカーが米国産業を狙う事件が相次いでいる。米政府のコンピュータに対する攻撃に関する報告書によれば、こうしたハッキングは2010～2013年の間に35％増加しているという（CNET、slashdot）。

原子力産業のコンピュータにハッキングするハッカーの手口はマルウェアを感染させ、従業員のログイン情報を抜き出すという点で共通している。第一の事件では、フィッシングメール経由で、第二の事件ではSkyDriveにホストされたマルウェア・サイトに誘導する方法、第三の事件では従業員の個人口座に侵入して悪意のあるPDFを送付することにより、マルウェアを感染させたとしている。